WEB系エンジニアには具体的にどの程度の英語力が必要とされる?

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はじめに

WEB系エンジニアとして働く上で、業務に必要な英語力とはどの程度のものなのでしょうか?実際の業務における具体的なシチュエーションを知ることで、効果的な英語学習の方向性が見えてきます。本記事では、自分の自社開発企業での実務経験をもとに、エンジニアに求められる英語力とその活用場面を解説し、学習計画を立てるヒントをお届けします。

必要とされる場面

コードの読み書き

プログラミングにおいて使用される言語は基本的に英語です。文法的な知識は不要ですが、変数名や関数名を英語で命名する習慣があるため、基礎的な英単語の知識が求められます。また、プログラミング言語の文法やライブラリの機能も英語で記述されているため、基本的な単語を理解しておくことでコードの読み書きがスムーズになります。

以下に、簡単なTypeScriptの例を示します。


function isAdult(age: number): boolean {
  if (age >= 18) {
    return true;
  } else {
    return false;
  }
}

この例では、TypeScriptで書かれていますが、英単語さえわかるならば、何をしているのかがわかるようになっています。年齢(age)が大人かどうか(isAdult)を判定する(true or false)関数(function)であると読み取れるはずです。

このように、プログラムを書く際には日常的に英語に触れることになるため、単語レベルの知識が実務に直結します。

コメントの記述

コメントは会社やプロジェクトのコーディング規則によって異なりますが、多くの場合、英語で書くことが推奨されます(自分の職場でも英語が採用されています)。コードの補足説明や意図を伝えるためのコメントには、簡単な英文法や基礎的な単語の知識が必要です。

以下に、TypeScriptのコードに英語のコメントを加えた例を示します。

// Function to check if a person is an adult based on their age
function isAdult(age: number): boolean {
  // If age is 18 or above, return true (adult)
  if (age >= 18) {
    return true;
  } else {
    // Otherwise, return false (not an adult)
    return false;
  }
}

このように、コードの理解を手助けするために英語で簡単に補足を加えると、あとから他の人が読む際にも役立ちます。

ドキュメントの読解

技術を調査する際、一次情報は英語で書かれていることが多いです。ある程度ユーザー数が多く有名な技術であれば日本語で書かれているものもありますが、すべてがそうあるとは限りません。なので、業務で必要となった技術についてのドキュメントは英語で読めるようになっておきましょう。

ドキュメントは複雑な英文学術書のようなものではなく、シンプルな構文で書かれています。大学受験レベルの英文法があれば大枠は理解できるため、忘れてしまった方は英文法の参考書を使って復習すると良いでしょう。技術的な単語はその都度調べれば問題ありません。実際、はじめて触れる技術の場合は知らない単語が多いのが普通です。

役に立つツール

ここまでどのような場面で英語が利用されるのかを説明しました。なんだかちょっとハードルが高いなと尻込みした方もいるかもしれません。しかし、安心してください。自分もこれらの場面ですべて自力で対応しているわけではありません。業務では英語の読み書きを補助するツールを駆使しています。以下で実際に自分が利用しているツールを紹介します。

DeepL

英語翻訳ツールです。自分はブラウザはchromeを使っているので、chrome拡張機能版を利用しています。文章を範囲選択するだけで簡単に翻訳でき、別のタブを開いてコピー&ペーストをする手間がありません。

範囲選択

選択範囲を翻訳

わからない英文があってもすぐに翻訳にかけられるため、ドキュメントの読解がはかどります。

Github Copilot

AIコーディングアシスタントツールです。Visual Studio Codeの拡張機能として利用しています。コードの生成だけでなく、コメントを英語で書きたいときにも使えます。英語のコメントを書き始めると、その続きを提案してくれたり、関数名や変数名なども適切な英語に補完してくれるので、英語が苦手でもスムーズにコーディングを進められます。

ChatGPT

AIテキスト生成ツールです。私の場合、Github Copilotの補完内容が物足りないときにChatGPTを利用しています。コードの説明文や英語表現の改善を相談するなど、幅広く活用できる点が魅力です。

おわりに

英語が求められる具体的な場面として「コードの読み書き」「コメントの記述」「ドキュメントの読解」を挙げましたが、そのすべてを完璧にこなす必要はありません。実務ではむしろ、必要なときに必要な英語を「調べて使う」ことができれば十分です。

ツールを使いこなしながら英語に触れ続けるうちに、自然と英語力も伸びていきます。最初は戸惑うことがあるかもしれませんが、英語を使うスキルが身につけば学習できる情報源が大きく広がり、新しい技術への取り組みも格段にやりやすくなるはずです。

ぜひ本記事で紹介したツールや学習のポイントを参考に、自分のペースで英語力を高めていってください。

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