Claude Codeは強力なAIアシスタントですが、コンソールでの操作に慣れていない開発者にとっては使いにくい場合があります。そんな方におすすめなのが、VSCode拡張機能を使った統合です。
この記事では、Claude CodeをVSCode環境で効率的に活用する方法を詳しく解説します。インストールから実際の使用方法まで、ステップバイステップで説明するので、初心者でも安心して導入できます。
Claude Codeをインストール
まずは、Claude Code自体をインストールします。すでにインストールしている場合はスキップしてください。
npmでClaude Codeをインストールします。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
Claude Codeを利用したいプロジェクトに移動します。
cd your-project
claudeと打つだけで起動できます。
claude
初めてClaude Codeを起動する場合は初期設定があります。
Caludeのアカウントへログインをする必要があり、ログイン後にClaude Codeとの連携が完了します。
VSCodeの拡張機能をインストール
VSCodeの拡張機能の検索欄に「Claude Code」と入力すると、「Claude Code for VSCode」と表示されるので、インストールします。
VSCodeを再起動すると、この拡張機能が利用できるようになります。
ファイルタブの右上にClaudeのアイコンが表示されます。

クリックすると別タブで拡張機能の画面が開きます。

これで拡張機能を使う準備が整いました。
あとは自由に命令を入力していけばClaude Codeを使うことができます。
拡張機能でできること
Claude CodeのVSCode拡張機能は、開発効率を大幅に向上させる多くの便利な機能を提供します。
主な機能
自動インストール
VSCodeの統合ターミナルからclaude
コマンドを実行すると、拡張機能が自動的に検出・インストールされます。手動でMarketplaceを探す必要がありません。
選択コンテキストの自動共有
エディタで選択したテキストや現在開いているタブの内容が、自動的にClaude Codeのコンテキストとして共有されます。コードの特定部分について質問する際に、わざわざコピー&ペーストする必要がありません。
統合差分表示
Claude Codeによるコード変更を、ターミナルではなくVSCodeの標準的な差分ビューアーで直接確認できます。変更内容の理解と承認がより直感的になります。
タブ認識機能
Claude CodeはVSCodeで現在開いているファイルを認識し、プロジェクト全体のコンテキストを理解します。関連ファイル間の連携や一貫性のあるコード生成が可能になります。
診断エラーの自動共有
VSCodeで検出されたリントエラーや構文エラーなどの診断情報が、自動的にClaude Codeと共有されます。エラーの修正依頼をする際に、エラー内容を説明する手間が省けます。
設定による統合機能の有効化
/config
で差分ツールをauto
に設定することで、IDE統合機能をフルに活用できます。これにより、よりシームレスな開発体験が実現されます。
まとめ
Claude CodeのVSCode拡張機能を使用することで、コンソールベースの操作が苦手な開発者でも、慣れ親しんだVSCode環境内でAIアシスタントを活用できます。
自動インストール、選択コンテキストの共有、統合差分表示などの機能により、開発ワークフローを中断することなく、効率的にコード開発を進められます。特に、エラーの自動共有やタブ認識機能は、プロジェクト全体を理解した質の高いサポートを実現します。
VSCodeユーザーであれば、統合ターミナルでclaude
を実行するだけで簡単に始められるため、ぜひ試してみてください。